傷つきそうで怖い

人間は完成されたものや成功したものより、未完成のものや失敗したもののほうが気になり、心に残りやすいと言われています(心理学のツァイガルニック効果)。

また、年齢を重ねれば当然、失恋や苦い経験の数は増えていくものです。

それだけに40代になる人はこれまでの失恋や苦い経験が頭をよぎり、傷つくことを極端に恐れがち。特に新たな恋や、好印象の人に対して臆病になってしまいます。

でも、よく考えてみてください。「傷つく」とは、あなたが誰にどうされることなのでしょうか?

私は悩んでいる人にこの問いかけをしているのですが、ほとんどの人は「フラれること」「冷たくあしらわれること」「遊ばれること」と答えます。

しかし、「フラれた」というのは、本気で好きになった人に対して当てはまることであり、それ以前の段階で不安を抱くのは時期尚早。「冷たくあしらわれる」「遊ばれる」のは、そのような人の集まる場所を避けるだけでいいものです。

また、友人の紹介や合コンなどの「恋人になるか、ならないか、すぐに結果を出し合う」タイプの出会いばかりしていたら、それほど好意のない相手にも「フラれた」と感じる機会は増えてしまいます。

でも、まだお互いの長所どころか、人柄すら知らない人なのですから、「傷つけられた」と落ち込むことはありません。

一方、趣味の場などの「時間をかけて距離を縮める、すぐに結果が出ない」タイプの出会いは、お互いの長所や人柄がある程度伝わった上で恋愛に至るので、あなたを傷つけるような人は少なく、むしろ尊重されるほうが多いものです。

それに、もしあなたが好意を抱きはじめた人に誘いを断られたとしても、「フラれて幸せになれなかった」という最終結果が出たわけではありません。

数か月後、その人の心境や状況が変わったらチャンスが訪れるかもしれないし、その間にもっと相性のいい別の人が見つかるかもしれないのです。